ゆうさんのぐだくだなつぶやき

日常的な雑談、甘味談義、社会福祉士の勉強などを綴るブログ。Twitterはこちら→https://twitter.com/midori_shiyu

カンピロバクターってご存じ?

またも唐突なタイトルをつけたゆうです。

 

そろそろ「突然」シリーズでカテゴリー分けでもしようかな? いや、まだ早いか?

 

 

 

 

・・・で、今日は、タイトルの通り、カンピロバクターの話。

 

「なんじゃ、そりゃ」と言う方も、「それ知ってる」って方も、是非ともこれは覚えておきたいと思ってるんですが、何かのたびにテレビでカンピロバクターを取り上げてるってことは、まだまだ認知度が低いのかしらと思ってます;;

 

ちなみに、簡単に説明すると、カンピロバクター「細菌」です。体内に入ると感染症、いわゆる食中毒を起こしてしまいます。詳しくは、今から説明します!

 

※ここからはちょっとデリケートで、汚い話も結構出てきます。嫌な方はここからブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とカンピロバクター

何を隠そう、私とカンピロバクターには密接な関係があります。もうお分かりいただけるかと思いますが、私、感染したことがあります。しかも2回も!!

 

なので、今からは私の体験談をお話ししますね;;

 

出会いは突然に・・・

小見出しが恋愛ドラマっぽくなっていますが、お気になさらず;;

 

さて気を取り直して、最初の感染は今から6〜7年ほど前です。

当時、私は仕事が少し立て込んでて疲れていました。でもそれ以外は特に風邪とかも引いてなかったし、元気ではありました。

 

そんなある日の夜でした。

ん? なんとなくお腹が痛い。

ただ、元々お腹の調子が悪く、よく痛くなったり、便秘や下痢なんかもそんなに珍しいことではなかったので、いつものことだろうと思い込んでいました。

トイレに行き、用を足して、出る。一旦はそれで治ったと思ったんですが・・・。

 

それから数分後、またお腹が痛い;; またトイレに駆け込みました。

その後も1〜2分おきに激しい腹痛があり、トイレに行くと便が出る。しかも途中から完全に下痢になってしまいました。

もう出るものがなくなっても、いつまでもお腹が痛いのが治らない。

結局この日は、ほぼ一睡もできませんでした;;

 

 

翌日になってもお腹の痛みがひどく、当然朝ごはんも食べられず・・・。会社にお休みをもらって、かかりつけ医にかかったところ、

「とりあえず、検便をするので、便を取ってきてください」

と言われ、ちょうどもよおしてきたので、トイレに駆け込んで取ってきました。

 

そして、先生からの診断は、

「整腸剤を出しておきます。便検査は2、3日かかります。何かあったら連絡しますね」

とのこと;;

え、その日に出ないの!? てか怖い;; なんか変な病気だったら・・・。

 

そんなわけで、診断結果を当時勤めていた会社の上司にしたところ、高齢者福祉施設だったこともあり、検査結果がわかってからじゃないと怖いので、それまではお休みするようにと言われました。

予期せぬ休日をもらいましたが、どっちみちお腹の痛みは治らないし、下痢もまだ出ているし、熱は出すしで、あまり喜ばしいものではありませんでした。

 

その後も下痢は続きましたが、少しずつ腹痛は治ってきました。

 

受診してから2日後の夕方、病院から電話が・・・。何かあったのか!? ビビりながらも恐る恐る電話に出てみると・・・

 

カンピロバクターが出まして、明日の朝でも病院に来てもらえないでしょうか」

 

へ? カンピロバクター? 何それ?

当時の私は、まだカンピロバクターに無知でした。でも症状や名前の雰囲気から、食中毒ではないだろうかと何となく分かりました。

 

翌朝、病院に行き、先生からの説明を受けました。

 

カンピロバクターは鶏などが持っている細菌で、熱には弱いのですが、きちんと加熱処理されていない肉や生肉を摂取すると、私のように腹痛・下痢・嘔吐・発熱などの症状が出るそうです。特に鶏肉に多いのだとか・・・。

 

そこで先生から、ここ数日の間に生や半生の鶏肉を食べたかどうか聞かれたのですが、そんな覚えは全くなく、心当たりがあるのは前の週の休みに食べた刺身ぐらいしかないと答えました。でも、魚にカンピロバクターはほとんどないらしいので、それは違うということでした。

 

あとは、お腹が痛くなる日の前日の夜に、鶏の唐揚げを食べたけど、あれは揚げてるしなあ・・・。でも、ちょっと大きめだったから、もしかしたらよく火が通ってなかったのかも;;

 

という事で、抗生物質と整腸剤を追加で処方してもらいました。そのおかげで翌日には下痢も止まったので、ようやく出勤できました。

 

まさかの再会!?

それから2年後、カンピロバクターのことはすっかり忘れていました。

しかも転職もして、全然違う業界に;; まあ、それは置いといて・・・。

 

その年の11月頃、会社の親睦会的なもので、飲み会がありました。同僚の方の知っているお店で、美味しい焼き鳥屋さんだというので、かなりワクワクしていました。

 

・・・で、最初に出てきたのが、鶏のたたきとレバ刺し

 

もしカンピロバクターのことを覚えていたなら、おそらく食べていなかったでしょう。忘れていた私は、初めて見たレバ刺しに興奮! 生なのがちょっと怖かったので、あまり食べないようにしていましたが、それでもたたきとレバ刺しを各2〜3枚ずつぐらいは食べたかと。すんごく美味しかったのを覚えています。

 

その日の夜中、またお腹がおかしくなりました。症状は2年前と全く一緒!痛くなってトイレ行って、下痢して、また1〜2分後に痛くなる。エンドレス!

 

そこで、その日に食べた鶏のたたきやレバ刺しのこと、2年前と同じ症状でピンときました! カンピロバクターだ!

 

翌朝、会社に連絡をした後、すぐにかかりつけ医に行きました。また検便をしてもらいましたが、先生に以前カンピロバクターに感染した時と同じ症状で、前日に鶏のたたきとレバ刺しを食べたことを伝えたら、「ああ、もう間違いないかもね」と言われました。

その時点で抗生物質と整腸剤をいただいたところ、処置が早かったからかスムーズに治り、翌日にはもう出勤できました!

 

2日後に再び受診し、検査結果を聞いたところ、やはりまたカンピロバクターが出ていました。その頃にはもう下痢は治っていましたし、2回目ということもあってかなり冷静でした。

その後先生から、鶏のたたきとレバ刺しを食べたお店を教えてもらえないかと言われました。最初は、同僚の懇意にしているお店だから、どうしようかと思ったのですが、先生から、

「国の決まりで、食中毒が出たお店の名前を行政に言わないといけないんです。誰が言ったとかは公表しないので、教えてもらえませんか」

と言われたので、しぶしぶお店の名前を伝えました。すると、

「ああ、その店、この間も出たって言ってたなあ」

と言われてびっくり(゚д゚)  常習犯かよ! 呆れて何も言えなかったです。

 

 

本当は怖いカンピロバクター

というわけで、あれ以来、鶏のたたきはもちろんのこと、鶏わさとか、生の鶏肉は一切食べないようにしています。そして、火を通しているものでも、必ず割って、中まで火がしっかり通っているかを確認してから食べるようにしています。

 

もう二度と同じような思いをしたくないということもありますが、もしまた感染することになったら、次は絶対症状が重くなりそうで怖いのです。

特に、カンピロバクターが怖いところが一つあって、それが、ある病気を併発させてしまう可能性があるからです。それは・・・

 

ギラン・バレー症候群です!

 

これは、抗体などの免疫システムが、何らかの原因で自分の末梢神経を攻撃してしまうことで、四肢の神経が麻痺し、手足がしびれたり動きがにぶくなってしまう病気です。最悪の場合、自力で呼吸することもできなくなってしまいます。

 

これで亡くなった有名人の方もいらっしゃいますよね。

 

さすがに3回目やらかしたら、今度こそなってしまいそうで怖くって・・・。それで、かなり警戒しています。

 

皆さんも生の鶏肉にはお気をつけください!鶏肉を扱った後のまな板とか包丁も、きちんと除菌してから次の食材を使いましょう! そして、きちんと中まで火を通してから食べましょう! それが、カンピロバクターの一番の予防です!

 

私のようにお腹が痛くてどうしようもなくならないように・・・。